人生100年時代と言われるようになった昨今、皆さんは自分がほんとに100歳まで生きると思いますか?
アズさんは、「明日死んでもいいように!明日生きてもいいように!」
このフレーズをよく使います。
今回はこのフレーズが出来た経緯をお話ししたいと思います。
アズさんは10代20代の頃から老後の心配をしていました。
なぜなら自分に自信がなかったからです。
過去のアズさんを今のアズさんから分析すると、こんな感じになります。
ネガティブ思考でコンプレックスの塊。
不安症で用心深く、面倒くさがりの怠け者。
そして極め付は純粋なおバカ。
こんな感じに残念な人、極まりない分析に至ります。
ずっとアズさんは自分はバカだと思ってました。
バカで何の能力もないと。
これと不安症が合わさって、常に老後の心配ばかりしていました。
パかで何の能力もない自分は、きっと結婚も出来ないだろうし、そうなると子供もいない、むしろ子供を育てるなんてこんな自分にはとうてい出来ないだろうし・・・
将来働けなくなったらどうしよう・・・
こんな事ばかり常々考えていました。
それでも、こんな自分を変えたいと思い、多少の努力はしていたつもりです。
30代に入り、こんな自分が子供なんて育てられるはずがない!と思っていましたが、もし、生むなら今本気で考えないと生めなくなる!と、思うようになりました。
おバカなアズさんですが、さすがに年齢が上がるほど出産のリスクが伴う事は知っています。
しかし、生みたくても相手が必要です。
こうして、結婚相手を探し始めました。
その後、幸いな事に、数年かけ結婚相手と出会い、結婚して子供を授かる事が出来ました。
しかし、子育てはアズさんにとってとても辛い時間でした。
なんせ本来、怠け者なので、子供はかわいくてかわいくてしょがないのですが、とにかくしんどかった記憶しかありません。
二人目も考えましたが、とうてい自分には二人も育てられないと思い、一人授かっただけで十分と思う事にしました。幸い、パパとも意見が一致し、二人目は作らない事にしました。
40代になり、子供が小学生になると、あんなに苦痛だった子育てがだいぶ楽になってきました。
誤解のないように言っておくと、子育ては苦痛でしたが、子供の事はほんとに心からかわいくて大好きでした。
もちろん、今も大好きです。子供にもし何かあって、自分の命を差し出したら、子供が助かるなら、躊躇なく命を差し出せると言い切れます。
変な例えですが、アズさんにとって、子供はアイドルや推しのような存在で、絶対的に愛してやまない存在なのです。
しかし、現実の子育てになると、自分の時間を必要とするアズさんにとって、子育て中は自分の時間なんて取れません。それでとてもしんどく苦痛な時間になってしまっていたのだと思います。
子供が小学生になるとアズさんに必要な自分の時間が徐々に取れるようになってきました。
こうして、ようやく子育てが楽に感じて来ました。
40代になり、30代まではいろいろ悩んでいましたが、アズさんなりに克服してきた自負が出てきました。
すると、心の余裕が出てきた事も重なり、30代まで愚痴愚痴悩んでいたのが嘘のように、全ての悩みがどうでもよくなってきました。
正確には、なんとかなるっしょ!ウェーイ!みたいな、まるでパリピのような感覚になってきました。
悩みが払拭されましたが、今度はこう思うようになって来ました。
悩みはなんとかなる!が、出来れば悩みなんかに振り回されたくない、穏やかに過ごしたい!と。
波瀾万丈な生き方!そんなの絶対ごめんだ!平々凡々波風立たず、ひっそりと穏やかにやり過ごしたい。
こんな事ばかり考えるようになってきました。
こうなると、世間一般的な常識に沿って生きた方が楽です。あー、何で過去の自分は公務員とか安定の仕事を選ばなかったんだろう!
なんて、悔やみ始め、今度は自己批判をし始めました。
悩みもなくて人生薔薇色!なんて、思っていたのも束の間、今度はそこはかとない虚しさが襲ってきました。
ちょうどこんな時期にコロナ禍の到来です。
仕事が無くなり、自分と向き合う膨大な時間ができました。
こうして、アズさんは自分と向き合うようになっていきました。
自分と向き合っていくと、若い時は老後の事ばかり考えて不安に押しつぶされそうな自分に気づきます。
40代を迎えると、老後の心配も落ち着き、今度はいつ死んでもおかしくないなぁ~。と、明日死ぬかもしれない!と考える事が多くなってきました。
ここで驚愕的な事をふと思いました!あれっ、どっちの可能性もあるのでは??と。
当たり前ですが、明日死ぬかもしれないけど、明日生きるかもしれない。なんなら100歳まで生きるかもしれない。
長生きする確率は現在だと医療の発達でかなり高いです。
今までは長生きしたらどうしょう! or 明日死んだらどうしよう!の2拓になってました。
これからは、明日死んでもいいように!明日生きてもいいように!
どちらにも備えて生きる!バランスが必要だと思いました。
もし、明日死んでもいいように生きるぞ!と、刹那的に生きて、好き勝手遊び周りお金がなくなって、不健康になり、もし100歳まで生きてたら今度は悲惨だな・・・と。
後悔しないように生きていきたい!・・・これにはバランスが必要だな!と思いました。
そこで、アズさんは明日死んでもいいように備える!事に20%。
明日生きてもいいように備える!事に80%の比率を目指して生きて行こうと決めてみました。
これが決まった事により自分と向き合う事がより重大ミッションになってきました。
なぜなら、明日死んでもいいように備える為には、もやもや生きていては絶対に後悔します。
人生で自分は何がやりたいのか??
向き合わなければ答えは出できません。
こんな経緯からアズさんは自分と向き合うようになってきました。
そして、こんな経緯から
明日死んでいいように!明日生きてもいいように!
このフレーズが生まれました。
~今回のアズさんの気づき~
最近、よく聞く言葉で「ミドルエイジ・クライシス」
という言葉があります。これは中年の危機で、中年期特有の心理的危機、または中高年が陥る鬱病や不安障害のことをいうそうです。
今回、この記事を書いていて、アズさんも40代は正にこれだったな!と、思い当たりました。
こんな言葉があるくらいなので、多くの人が陥る「ミドルエイジ・クライシス」ですが、これに陥った事により、アズさんは自分と向き合えるようになりました。
これに陥っていた時は、今後の人生に困難な事なんて金輪際ごめんだ!と、思ってました。
が、そう思っていた事で好奇心を削ぎ落とし、そこはかとない虚しさに襲われていました。
困難のない人生に喜びや充実感もない!こう気づく事が出来ました!
今後は困難に立ち向かい、自分で決めた道を進んで充実感に満たされて生きていきたいと思います。
明日死んでもいいように!明日生きてもいいように!
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