以前、職場の先輩にこんな事を言われました。
『○○さんに嫌な事を言われて寝れなくて!』と。
その先輩は同僚への怒りでヘトヘトになり愚痴を言いまくってました。
その愚痴を聞き、アズさんは『大変ですね~!私は何でもすぐに忘れてしまう性格なのでありがたいです!』
なんて、返してました。が、後になってよくよく考えてみたら、私って以前はこの先輩の様に嫌な事をずっと考えて、ものすごく引きずりまくり、何でも忘れない!性格だったはずでは??
と、いう事を思い出しました。
以前は嫌な事を忘れられなくて、辛くて辛くて不安でとてもしんどかったです。
そこで、忘れる為にこんな事をやっていた事を思い出しました。
それは、ほんとうに簡単な行動です。
それは、とりあえず嫌な事を大声で吐き出す!嫌な事を紙に書き出す!
たった、これだけの事ですがアズさんはこれを徹底的にやっていました。
すると、こんな事をやっていた事も忘れる程、嫌な事を引きずらなくなりました。何より良かった事は嫌な事を考えている時間が短くなったので、時間がとても有効に使えるようになった事です。
忘れる事が出来ない過去の私
過去のアズさんは嫌な事があると、とにかく引きずり、とてもとても辛かったです。何度も何度も考えて今やるべき事が手につかず常に上の空になってしまいます。不安で不安でしょうがなく、この世の終わりのような気分が続きます。
不安なので、友達に相談して、話を聞いてもらいます。そんなこんなでやっと忘れられたと思ってもふとした時に再び思い出し、また苦しみます。こんな事を常に繰り返しているので、顔は笑顔を装っていましたが、メンタルは常に不安定でほんとうに辛かったです。
脳の仕組みを知る
そんな、嫌な事を忘れられずに引きずりまくっていた過去のアズさんでしたが、記憶力を良くする為の本を読んだ時に、その原因に合点がいきました。
その本には『人間の脳の仕組みは思い出す時に記憶が定着するように出来ている』と書いてありました。
よって、暗記をする時には思い出す為にテストをちょこちょこやる!人に教える!などをやると早く覚える事が出来るそうです。
ここで、はっとしました!!!アズさんは嫌な事を記憶に定着させる行動をしてないか??と。
何度も思い出しては、嫌な気分になり、更にはご丁寧に友達に話して記憶に定着させていたのです。
嫌な事を忘れない!これは、人間が生き残る為に危険な事を忘れない為に進化した能力だそうです。
太古の世界では、例えば人間が腐った物を食べて、『まずい!』と思った事を忘れて再び食べてしまっては死んでしまうかもしれません。猛獣がいる場所を忘れてちょくちょく行っていたら襲われて死んでしまいます。
こんな事にならないように人間はポジティブな事より、ネガティブな嫌な事の方が記憶に残るように進化して来ました。
ただ、現代においては、この能力は必要ないのです。
冷蔵庫もあるし、そうそう猛獣に襲われる事もありません。
忘れる事は技術だと知る
アズさんは思いました。嫌な事があったら記憶に定着させてはいけない!と。
それからは、思い出さない!人に話さない!を徹底しました。
しかし、嫌な気分を抱えているのは、なかなか大変です。そこで、ルールを作りました。
ルールその①嫌な事があったら、1度だけ大声で嫌な事を吐き出す!→普段は汚い言葉はなるべく使わない様にしてます。が、この時は汚い言葉を思いきり使ってOK!汚い言葉を使って吐き出す方がアズさんはすっきりしました!
ルールその②嫌な事があったら、1度だけひたすら嫌な思いを紙に書きだす!→書いたらビリビリに破り捨てる!
ルールその③それ以上は思い出さない!人に話さないを徹底する!
シンプルですが、これを実行するようになり、アズさんは気にしない人になれました。
そうすると、人間関係の煩わしい事に振り回されずに済み、生きるのがとても楽になりました。
自転車に乗れるようになる為には練習が必要です。何度も転びながら練習すると技術を習得出来て、いずれ自転車に乗れるようになります。忘れる事もそれと同じ様に練習して技術を習得すると忘れる事が出来ます!
まとめ ~アズさんの今回の気づき~
忘れる事は技術!です。たいていの人は自転車に乗れる様に、練習すれば嫌な事は忘れられるようになります。
大切なのは、思い出さない!人に話さない!です。愚痴を言ってもその場限りちょっとすっきりするだけです。
早くにこの事を理解して行動していたら、過去のアズさんは大切な時間をもっと有効に使えていたと思います。
貧富の格差が激しい現代ですが、時間だけは誰にでも同じ様に平等です。
一人でも多くの人が、嫌な事を思い出す事に時間を使わずに自分がほんとうにやりたい事に時間を使って欲しいと切に思います。
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