アズさんは半世紀ほど生きてきて、今、ありがたい事にそれなりに幸せを感じられるようになった。
しかし、過去を振り返るとまあまあしんどい人生だった。
どうして、今、幸せを感じられるようになったのか?考えてみた。
やめる事に意識を向けるようになってから、なんだか生きやすくなってきた気がする。
そこで、やめて良かった事を言語化してみようと思った。
今回は『ToDoリスト』をやめて良かった事について書きたいと思う。
今でこそ、のんびり生活しているが、過去は”あれもやらなきゃこれもやらなきゃ”と、やる事でいっぱいだった。
常に”ToDoリスト”を作り、手帳は予定でいっぱいだった。
大量の予定をこなし、悦に入っていた自分がいた。
同時に出来ない時は猛烈な焦りとイライラ感にさいなまれていた。
しかし、45歳頃から更年期症状が出始め、ToDoリストをこなせない事が多くなって来た。
常になんだか調子が悪く、やる気が出ないのだ。
そこで、更年期症状を乗り越えた先輩方はどうやって乗り越えたのか?
体験談などネットで調べたり、更年期を乗り越えた先輩方に直接聞いたりしていろいろ調べてみた。
その中で出来そうな事をいろいろ試した結果、アズさんにヒットしたのがこれだ。
“一日にやる事は1つだけと決めて、それだけはこなし、後はやらなくても良しとする”
さすがに「1つでは生活が成り立たないのでは?」と思い、まずは「3つだけやる」と決めた。
これを行動し始めて感じた一番のメリットはメンタル面だ。もの凄く楽になったのだ。
「3つだけやればいい!」こう思うだけで、「出来なかったらどうしよう・・・」「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ・・・」的な事を考える事が少なくなりイライラが確実に減った!
ToDoリストを作って生活をしていた時より確実に気持ちに余裕が出来た。
他のメリットとして、今まで「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」と思い必死にやっていた事が”実はやらなくて良い事””非効率なためにやらなくてはならない事”だと気が付けたのだ。
具体的に気が付けた事は、
・買い物に行き過ぎていた事(改善点→週2回にまとめ買いする。特にあっちのスーパーの方が安いからの理由で少量を買いに行っていた事をやめて、多少高くても同じスーパーで買う事にした)
・料理を毎日作る事(改善点→作りおきをする。特に”大根の皮で一品作っておく”などついつい面倒になりがちな捨てようかな?と思う食材で一品余計に作っておく。これがケチなアズさんにとってめちゃめちゃ得した気分にもなり、一品も増え、一石二鳥になる)
・物が多すぎる事(改善点→掃除をなるべくやりやすくする為に物を貯め込まずに捨てる事に意識を向ける)
・行きたくないランチ会や飲み会に行っていた事(改善点→「更年期症状で調子が悪くて」と言って断る)
こんな感じで効率的になり徐々にやる事が減っていったのだ。
更年期症状で調子が悪く何も出来なくてもメンタルが楽になっているのでイライラも少なく続けられた。
こんな感じでやる事が減ってきたら、「一日に1つだけやる」まで、減らせるようになった。
今では「これをやる」など、特に思わなくてもいいくらいのんびりと過ごせている。
「ToDoリスト」これを作成する事により、逆にやる事が増えてない?と、もし思いあたる方がいたら、やめてみる事を考えてみるのもありかと思う。
人生100年時代と言われているが、もし、長く生きられるとしても、ただ、長く生きるだけでは意味がないと思い始めてきた。どうせなら深く生きていきたいと思うようになってきた。
「アズさんにとっての深く生きるとは何か?」人と比べるのではなく、今までの自分の人生を教訓にして改善していき過去の自分より充実する事を求めている。
深く生きる人生を過ごすために今後も過去の自分を深堀りしていくことにする。
その深堀りした気づきが、他の誰かの気づきの参考になってくれたら幸いだ。
同時に「明日は死んでいるかもしれない」これも常に忘れずに生きていきたい思う。
明日死んでもいいように!明日生きてもいいように!
今を精一杯生きていきたいと思う。


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